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2009年6月 / ポーランド・クラクフ / ひとり旅

今日もたっぷり朝ごはんをいただきます。
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いちごゼリーののったケーキも食べちゃいました。
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クラクフでは日本人の姿を全く見かけないなぁと思っていたら、ここでお会いいたしました。ひとり旅の紳士。リタイア後、毎年ヨーロッパをひとりで旅行していらっしゃるのだとか。
かっこいいなぁ。わたしにもなれるかな、世界を旅するおばあさん。


さて、今日も行ってきます。
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クラクフ駅の裏手にあるバスターミナルから出発します。
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車体にオシフィエンチムの文字。ドイツ名でアウシュヴィッツのことです。毎日世界遺産を訪ねることになったポーランドの旅。最終日は、「負の遺産」であるアウシュヴィッツ強制収容所へ。

一時間半ほどで到着。
想像していたよりも小さかった「労働は自由への道」のスローガンが掲げられた門をくぐって収容所の敷地内へ。
グループに分かれてガイド付きで歩くコースもありますが、わたしは自分のペースで進みたかったのでひとりで歩き始めます。
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レンガ積みの建物が整然と並ぶ様子は、何かの研究施設か大学のキャンパスを思わせるたたずまいですが、数百万といわれる命が奪われた虐殺施設のひとつであることは、まぎれもない事実。
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収容所跡は博物館として公開されており、それぞれの建物に収容所生活の様子などが展示されています(室内の撮影は禁止)
廊下には収容者ひとりひとりの顔写真が貼られていいます。
収容者から没収した持ち物が分類され積み上げてある部屋など、見学者たちは息をつめて見つめるばかり。
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敷地のまわりに張り巡らされた鉄条網。
収容所生活の辛さに、高圧電流の流れるこの鉄条網に身を投げる収容者も多かったのだそうです。
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「死の壁」と呼ばれる銃殺場。
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隣の建物には他の収容者への目隠しのために黒い板が打ちつけられています。
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11号棟。カトリックの聖者コルベ神父が他人の身代わりになることを申し出て餓死刑を受け、亡くなった牢がある建物です。ここが一番来たかった場所。
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入口の階段を上ると、目の前にきれいな猫ちゃんがお行儀よくお座りしていてびっくり。すーっとこちらに歩いてきてくれたので、しばらくしゃがみこんで一緒に遊んでから建物の中へ。
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牢内は撮影禁止でしたので、絵ハガキを載せておきます。
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「コルベ神父ファン」のわたし。日本に6年間滞在して布教活動をしていたコルベさんの足跡を訪ねて、長崎のゆかりの地巡りをしたこともありますが、とうとうこの場所に立って黙とうを捧げることができました。
地獄のような収容所生活の中で、長崎の教会や坂道を思い出すこともあったでしょうか、コルベさん。

ガス室と焼却炉がひとつになった建物。
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カフェテリアでお昼ごはん。
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バルシチというスープは、名前と言い、赤いビーツを使っている点といい、ロシアのボルシチとルーツが同じなのでは、と推察されますが、さらっとしたフルーツジュースのようなお味はボルシチとは全然似ていません。甘いんだけれど、根菜独特の風味もあって……、むむむ。
セットになってお皿にのってついてきたコロッケの中身は、ポソポソのひき肉をクレープ状のもので巻いてから揚げた感じで、これまた微妙なお味……。
まあ、こういう場所でおいしいものをお腹いっぱい食べたいとも思いませんが。

午後は、シャトルバスで数分のところにある第二アウシュヴィッツと呼ばれるビルケナウ収容所へ。

今も残る線路が向かう先は「死の門」
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信じられないほど広大な敷地が広がっています。
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アウシュヴィッツと比べると格段に粗末なつくりのバラックが無数に並んでいます。
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他の見学者たちは線路に沿って奥のほうへと歩いていきますが、わたしはなんだかもう十分、という気分になってしまって、しばらく芝生の上に座り込んでからクラクフの街へと帰りました。
当時はこんな風に青々とした芝生や小さな花などなかったことでしょう。
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どういうわけか、子どものころからホロコーストの問題に強い関心があり、今回ポーランドを訪ねた第一の目的がこの場所ではあったのですが、「実際にこの目で見るのが怖い。行きたくない」という気持ちになったり、「いや、行かなくては」という気持ちになったりの繰り返しでした。
でもやはり行ってよかった。
ホロコーストの悲劇は、ひとりの独裁者の狂気のみが生んだものだとか、ドイツ人が特別に残忍な国民なのだ、などと考えるひとはいないでしょう。
自分たちと異なる者たちを排除したい、自分たちが一番上になるように順番をつけたい…、それはおそらくわたしたちの誰もが多かれ少なかれ持っている気持ち。
人間は、みんなでほんとうに気をつけていないと、こんなにも愚かな行いをしてしまう生き物なのでしょう。


【No title】
lumiereさん こんばんわ^^

最近は夜帰宅が遅いのでなかなか追い着きませんよ。
記事が全部UPされて次までのインターバルには追い着きそうです。
心が痛むページですね。
人間は何て愚かな動物なんでしょう。
他の動物と比べると知能も高いのにこの様な悲劇を繰り返していますね。
この施設を訪れるのがlumiereさんの旅の大きな目的のひとつに感心しました。
死の門は「シンドラーのリスト」にも出ていましたかね。
【b-pigさん】
「シンドラーのリスト」の一場面に、長旅の末にたどりついたアウシュビッツ駅のプラットフォームで、あとで返すから自分の荷物に名前を書くようにといわれて、必死でトランクに名前を書く人々の姿があったと思うのですが、決して持主の元に返されることのなかったあのカバンたちがたくさん積み上げられた展示室に胸を衝かれました。
本当につらい場所ではありますが、やはり行ってよかったと思います。
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lumiere

Author:lumiere
お久しぶりです。
6月にフランス大西洋側エリアを旅してきました。

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