2015年7月 / 栃木・宇都宮、宮城・鳴子温泉 / ひとり旅宇都宮駅前でそぼ降る雨に濡れる餃子像。
地元出身のバレーボールの選手を応援しているのね。
バスに乗ってやってきました、大谷石の採掘場。
先ほどの餃子像も大谷石で作られているそうですよ。
採掘坑内に降りて行ってみよう!
この日、坑内の温度は10度前後。
階段を降りる前に、ブランケットをお借りするのをお忘れなく。
神秘的な空間が広がっています。深さは30~60メートル、広さは2万平米にも及び、その一部が見学ルートになっています。
いろいろな映画やドラマの撮影にも使用されたそうです。「そういえば見覚えが…」と思うシーンの写真がたくさん展示されていました。
B’zの稲葉さんがPV撮影で歌ったステージなどもありましたよ。
これは手掘り方式だったころの堀り跡ですって。昭和30年代に機械化するまではずっとツルハシで手掘りしていたのだそうです。すごいなー。
興奮しつつ坑内の見学を終えて外に出ると、横一直線に切り取られた巨大な岩が。
ザックリいっちゃってますなぁ。
すぐ近くに大谷観音。岩に抱きかかえられるようにお堂が建っています。
中に入ると弘法大師が岩壁に刻んだという千手観音像。日本最古の磨崖仏だそうです。
撮影禁止でしたのでパンフレットの写真を。
ここの宝物殿には「縄文最古の人骨」(レプリカじゃなくて実物!)なんてものも展示されていまして、意外と(といっては失礼ですが)見どころいっぱいの大谷なのでした。
宇都宮の街まで戻って来まして、もうひとつ見てみたかったのがカトリック松が峰教会。
大谷石でできている教会なんです。
お邪魔いたします。
建物だけでなく、内部の柱や、
説教壇など、あらゆるものが大谷石尽くし…。美しい教会です。
大活躍ですねー、大谷石。街を歩いていても、この気泡が入ったような灰色の大谷石をあちこちで見かけました。
ではそろそろ、あれをいただきましょうかね。
はい、餃子!
お皿に大ぶりのが10個ものっかってます。
ご飯大盛りの定食でいただきます。
ぱりっぱりで中味ジューシーでおいしいですなー。
一時期、浜松に餃子消費ランキング1位の座を譲っていた宇都宮ですが、昨年でしたっけ、首位に返り咲きましたよね。おめでとうございます!
腹ごなしに二荒山神社までの階段、登っておきますか。
で、駅ビルの「みんみん」にて2回目の餃子タイム。
ヤキ6にスイ6。さすがに2回目はご飯は無しで。焼きの方が私は好きだな。
長年、是非見てみたいと思っていた大谷石の採掘場を訪れることができて、おいしい餃子もいただいて、はい、思い残すことはございません。
宇都宮をあとに東北新幹線で次の目的地へと向かいます。
古川で陸羽東線に乗り換えまして宮城県の鳴子温泉郷に到着。
めんこいこけしちゃんが迎えてくれましたよ。
電話ボックスの上にも、おちょぼ口のこけしちゃん。
お泊りは
東多賀の湯さん。
畳の部屋が落ち着く~。
こちら自炊もできるお宿です。
お菓子をいただきまして、
お風呂へ。
すでにこのあたりで強烈な硫黄の匂い。
もう、Uターンしてお部屋に戻っちゃおうかと思うくらいの強烈さですが、
頑張って入りました。
お風呂の入口にね、「温泉のガスが充満すると危険です。窓は絶対に閉めないで」って貼り紙がしてあるんですよ。
外国人観光客が急増している昨今、この注意書きは英語でも必要なんじゃないかしら…と思ったのでした。
貸し切り状態のお風呂を楽しみつつ、というか、硫黄のカオリに圧倒されつつ、さっぱりしたあとは浴衣でのんびりといきたいところですが、お腹すいたので(計22個の餃子はすっかり消化されたんですね)出かけます。
玄関にいたこの子。
「お腹なでて~」と言うので、お風呂入ったばっかりなのにーとブツブツ言いながらもあちこち撫でまわして、手にすっかりイヌ臭がついちゃいましたよ。それでなくても自分の体からほのかにたちのぼるイオウ臭を感じているのにー。
「ラーメン屋さんがあるけどもうすぐ閉店だし、あとは居酒屋みたいなお店しかないんですよ」とお宿の奥さんに言われて覚悟して出かけたものの、駅前まで歩いてみても夕飯を食べられそうなお店が全然ない…。コンビニも見当たらない…。
すごすごと戻ってきまして、頼みの綱は宿のお隣のスーパー。
でも、ここのお総菜売り場もスカスカ(泣)。
棚にぽつんと残っていた豚しゃぶサラダとグリーンカレーのカップラーメンをこの日の夕食としたのでした。
宇都宮駅で買った栃木名物「レモン牛乳」がデザートです。
これも一度飲んでみたかったんだー。
鍾乳洞とはまた違った迫力があるような。
餃子22個はすばらしい食欲。
そのために旅館は夕食なしにしたのでしょうか。
でも鳴子って有名温泉街のわりにほんとに食事するところは少ないですよね。
東多賀の湯の硫黄泉はうっとりするほど濃いお湯ですが、あの匂いはお嫌いですか。でも確かにあの匂いは染みついちゃいますね。